「第43回九都県市合同防災訓練」が千葉市内の蘇我スポーツ公園で開催されました

令和４年９⽉８⽇
災害治療学研究所

2022年9月1日、防災の日に「第43回九都県市合同防災訓練」が千葉市内の蘇我スポーツ公園で開催されました。岸田内閣総理大臣をはじめとする政府調査団が視察に訪れる中、災害治療学研究所からは中田教授（災害救急研究部門長）と大島准教授（次世代災害治療学研究部門）が主催者メンバーとして、三木研究所長が来賓として参加しました。

今回の訓練は震度６強の地震による甚大な被害の発生を想定し、消防・警察・自衛隊をはじめとする防災機関に民間事業者や自主防災組織などが加わり、災害対応能力の向上や防災体制の充実・強化、市民の防災・減災意識の向上を目的として開催されました。コロナ禍の影響で3年ぶりに一般者も来場が許可された大規模訓練で、建物の倒壊現場やトンネル崩落事故からの救助連携の手順などが確認されました。

また、救助活動訓練には千葉大学病院のECMO/DMATカーも出動し、大島准教授が医療チームを指揮しました。ECMO/DMATカーには高精細映像音声伝送システムが搭載されており、今後の災害医療の鍵となる情報管理につながる取り組みとして現場と病院間における医療情報連携を検証しました。

救助活動訓練の様子